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プロボノアワードとは?

趣旨と目的

 

2020年冬、サービスグラントのプロボノプロジェクトの累計件数が1,000件を超えました。

それは、延べ1,000件のNPO・地域団体の皆さまと4,500名を超えるプロボノワーカーの参加、そして、およそ30万時間という膨大なプロボノ活動が行われたことを意味します。

支援先団体や関連する分野に関して情報や知識が限られたところから出発し、最終的な成果物が生み出されるまでの間に、プロボノワーカーの社会課題に対する知識量は大きく増加し、入念な調査や分析とそれらをもとにした考察や提案を経て、創造性や戦略性に満ちた成果物が数多く提供されてきました。

 

プロボノプロジェクトは、一義的には、支援先のNPO・地域団体に対する支援を目的としています。ある団体の課題解決につながる提案をすることで、プロジェクトの目的は達成されます。

そのうえで、プロボノで生み出される成果物の中には、個々の団体の支援にとどめるには惜しいような、いいかえれば、成果物をひろく公開することで、ひろく多くのNPO・地域団体の皆さまに役立つものがあるのではないか。そんな思いを、多くのプロボノワーカーが感じてきました。支援先団体の中にも、成果物の一部を、ソーシャルセクター全体の発展のために役立てることに賛同いただく声をいただきました。

 

今般開催する「プロボノアワード1000」は、プロボノプロジェクトの成果物を、守秘義務や個人情報保護には十分配慮したうえで、ひろく一般に公開する取組です。公開した成果物は、同様の課題を抱えている団体や、そうした団体を支援する未来のプロボノワーカーに向けて、具体的な参考としていただけるような「アセット(資産)」として蓄積していくことを目指しています。

 

プロボノアワードで紹介するすべての成果物が、称賛に値する素晴らしい取組から生まれたものです。また、成果物の公開に関して寛大な理解をいただいた支援先団体の皆さまのお力添えなくしては、この企画が成立することはありませんでした。プロボノチームの皆さま、そして、NPO・地域団体の皆さまには、この場を借りて最大限の謝意を表したいと思います。

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